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松山周平|テクノロジスト、ヴィジュアルアーティスト

テクノロジーを用いた、アート作品、空間体験設計を手掛け、国内外のミュージアム、アートフィスティバルでの展示を行う。著書に『TouchDesigner解説書』、Forbes JAPAN「NEXT 100」2025選出。第20回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品選出、2020 アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA エンターテインメント部門 大賞/経済産業大臣賞を受賞している。

Instagram:https://www.instagram.com/shuhei.matsuyama/

【松山周平のコメント】

日本の伝統文化とのコラボレーション作品制作と現代的な日本観の追究をテーマにした制作をより一層深めグローバルへの展開を目指していきます。江戸時代から続く伝統工芸「有松鳴海絞り」のスズサン様とのコラボレーションの元「絞り染め」手法そのものに注目し、「絞りが引き起こす情報変容」と生地に情報を定着させる「絞り」というメディアの味わいの本質を探ります。


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株式会社スズサン

文化資源・技術:愛知県名古屋市の有松・鳴海地域で、江戸時代初期から受け継がれてきた伝統的な絞り染め技法「有松鳴海絞り」

400年の歴史を持つ有松鳴海絞りをルーツに、日本・有松とドイツ・デュッセルドルフを拠点として、オリジナルブランド<suzusan>の企画・製造・販売を行っています。職人と協業しながら一貫して有松でものづくりを行うことで、次世代への技術継承に取り組んでいます。

HP:https://suzusan-shibori.com/category/about/

Instagram:

https://www.instagram.com/suzusan_official/

【株式会社スズサンのコメント】

今回のプロジェクトは、伝統技法の有松鳴海絞りでアナログとデジタルを行き来するという一つの挑戦だと捉えています。そもそも2次元のテキスタイルの表面に絞り加工を加えることで3次元にする、という特徴を有する有松鳴海絞りですが、映像や音、空間に広がりを持たせさらなる高次元に向かうかのようなリサーチプロジェクトです。制作工程の中で多くの発見があることを期待しています。スズサンは、明治初期から100年に渡り、有松鳴海絞り職人としての家業で築き上げてきた感性と設計のバランスや意匠アーカイブを継承、事業の形を変えながら、新しい挑戦を続けてきました。本事業においても、アーティストと協業することで、有松鳴海絞りという伝統技術の新しい表現方法を模索し、伝統のさらなる可能性を次世代につなげていくことを目指します。